前回の続きです。

型のお話しをしましたが、今の人達は腰の弱い人が多いですね。
最近はフローリングが多く、畳の部屋が少なくなり、正座をする機会もめっきり少なくなりました。
やはり正座はいいです。
正座自体が健康法です。
誰が考えたのか、世界で正座の習慣があるのは日本だけじゃないですかね。
（※まちがっていたら申し訳ありません）
日本の伝統文化をやっている人はみんな正座でやってますね。
みんな姿勢がいい。
これは日本人のDNAに刻み込まれている。そう思いますね。
うちに来るお客さんに猫背を治したいという人がいらっしゃいますが、
肩の問題ではありません。腰の問題です。腰が弱いだけです。
正座をして、腰を反らしてみてください。
猫背にしようと思ってもできません。力学的にそうなんです。
ところが、腰が弱いと、その体勢がきつい、つい腰をおろす。
そうすると、背骨が曲がる。力学的にそうなんです。

実は私も腰が弱かったんです。
その頃はベッドと椅子の生活でした。
井本整体に行って、中腰の操法を教わった時、私は1分もその体勢を保てませんでした。
その時、井本先生が私の処に来られ、中腰の姿勢になられ、
「これをしばらく保ちなさい。腰が強くなりますよ。」と仰ったのです。
私は毎日それをやり続け、4か月後には4分できるようになりました。
今でも5分やっています。
また最近の日本人が腰が弱くなった原因のひとつにトイレが様式になったことがあげられると思います。和式トイレは腰を強くしますよ。多分、今の人たちは1分も座っていられないのではと、思いますね。
まぁ、これはしようがないったら、しょうがないですけどね。
和式トイレにしましょうとは言えない。

続く