【初詣特集】神社・お寺にお参りに行こう!
【拝殿・正面】
岡山市東区西大寺一宮に鎮座する「備前国総鎮守・安仁神社」。式内社(名神大社)で旧社格は国幣中社。備前国元一宮(現一宮は吉備津彦神社)で創建から2600年以上とも伝えられる県内最古にして格式の高い大社である。境内は広く、厳格な趣の中にあって閑静である。ご神水や奥山の水神様、そして磐座などパワースポットも点在する。境内社も多く、ゆっくりと時間を掛けて参拝したい。
【社号標】
大社を思わせる国幣中社の社号標
【狛犬】
岡山県に見られる備前焼の狛犬。当社は特に大型で凜々しい。
【参道】
カーブのある長い参道は木漏れ日が映える
【中央参道・神門前】
玉砂利で敷き詰められた参道は砂紋が波打つ
【摂社・右補神社】
本殿を挟んで左右対局に鎮座する摂社
【摂社・左補神社】
奥は稲荷社
【境内】
ご本殿奥から臨む広い境内は厳格
【ご神水】
本殿奥にあるパワースポット
【本殿】
重厚な門構えを備える
【ご利益は国家安泰・家内安全・厄除開運など】
言わずと知れた吉備地方屈指の古社です。備前国総鎮守にして元一宮、現在の一宮は北区にある吉備津彦神社(旧社格・国幣小社)ですが、旧社格では一段上位に位置づけられています。当地の住所からもその格式の高さが見受けられます。主祭神は五瀬命。初代・神武天皇の兄にあたり、神武天皇とともに九州から東征し、紀伊で没したといわれています。相殿として稻氷命・御毛沼命が祀られており、こちらも神武天皇の兄にあたります。よって、兄三神が祀られていることら、古くは「兄(アニ)神社」とも称されていたそうです。境内は広く、厳格な趣の中にあり閑静で、身を浄められる思いに浸れます。境内は広く、閑静で厳格な趣は霊験あらたかで、多くの摂社・末社が祀られています。本殿奥には「ご神水」、そして裏山には「水神様」、その奥には「磐座」あるとのことで、パワースポットには事欠きません。
こちらの宮司・三原千幸先生は、神職の最高位で長年神道の研究に研鑽し大きな業績を挙げた者のみに与えられる希少な階位“浄階”を授かっておられます。
広く静かな境内を時間を掛けてゆっくり参拝してみてはいかがでしょうか。