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【初詣特集】神社・お寺にお参りに行こう!

餘慶寺・豊原北島神社(よけいじ・とよはらきたじまじんじゃ)

 天台宗・中国観音霊場第二番札所

【本堂(観音堂)】<br>国指定重要文化財。1570年建立、現在の本堂は1714年に再建されたもの。
【本堂(観音堂)】
国指定重要文化財。1570年建立、現在の本堂は1714年に再建されたもの。
【上寺山・餘慶寺/豊原北島神社】
餘慶寺は天平時代(749年)に開山した、中国三十三観音霊場の第二番札所の寺院です。一山一寺多院制という形を今に残す貴重なお寺です。現在は、恵亮院・本乗院・吉祥院・定光院・明王院・圓乗院の6つの支院があります。1714年に再建された本堂は国の重要文化財に指定されています。隣接する豊原北島神社、旧社格は郷社で当時より餘慶寺の守護神としての役割を担っていたと考えられます。
【境内】<br>境内は広く重要文化財の宝庫
【境内】
境内は広く重要文化財の宝庫
【薬師堂】<br>手前から愛宕社・山王社そして薬師堂
【薬師堂】
手前から愛宕社・山王社そして薬師堂
【三重塔】<br>岡山県指定重要文化財
【三重塔】
岡山県指定重要文化財
【梵鐘】<br>岡山県指定重要文化財。戦国時代に寄進した。
【梵鐘】
岡山県指定重要文化財。戦国時代に寄進した。
【豊原北島神社・社頭】<br>神仏習合の名残、正月は餘慶寺との両参りで賑わう
【豊原北島神社・社頭】
神仏習合の名残、正月は餘慶寺との両参りで賑わう
【本殿】<br>餘慶寺の守護神、豊原北島神社社殿正面
【本殿】
餘慶寺の守護神、豊原北島神社社殿正面
【狛犬・三重塔】<br>餘慶寺と豊原北島神社との両参り
【狛犬・三重塔】
餘慶寺と豊原北島神社との両参り
【ご利益は病気平癒(眼病)厄除け諸願成就など】
上寺山・餘慶寺は、749年(天平勝宝元)、報恩大師の開基と伝えられる天台宗の古刹。当寺院の特色を示すものとして、一山一寺多院制という伽藍構成が挙げられます。山内に本堂である観音堂、薬師堂、三重塔、地蔵堂、鐘楼、愛宕社、山王社、阿弥陀堂、八角堂、回廊などを連ね、さらに恵亮院、本乗院、吉祥院、定光院、明王院、圓乗院の支院6院が現存しています。これらの堂塔や院の多さは中国地方の中でも珍しく、県内屈指の大伽藍とえます。国指定重要文化財の本堂(観音堂)は1570(永禄13)年に建立、1714(正徳4)年に再建されたものとなります。建物は、室町末期の密教本堂の特徴を色濃く伝えており、内陣には本尊で秘仏の千手観世音菩薩が祀られており、33年に一度御開帳される。「東向き観音様」として多くの霊験を顕してきました。広い山内と境内は、本堂と三重塔、薬師堂を時計回りにつなぐ「遊慶の庭」も見どころとなっています。このほかにも境内に隣接して「豊原北島神社」があり、神仏習合の伝統的な名残をうかがい知ることができます。主祭神は応神天皇、神功皇后、比め(口ヘンに羊)大神、いわゆる「八幡神」で主なご利益としては勝運の神様です。
 また、12月30日・31日に行われるライトアップも年末の風物詩となっています。堂塔や社殿が幻想的に浮かび上がる中、除夜の鐘撞きや風船カウントダウンなどが行われ、お寺と神社の「両詣り」で、開運を祈願する初詣客で大いに賑わいを見せます。
 また当寺院は、山陽花の寺24カ寺のひとつにも数えられる花の名所でもある。桜をはじめ、ヤマブキ、ツツジ、アジサイ、スイレン、ハス、モミジなど、四季折々の花が境内を彩ります。10月中旬開催の寺宝展に合わせて開かれる秋の「もみじカフェ」も好評です。上寺山からは隣町・西大寺の市街地を一望でき、ほとりを流れる清流・吉井川とJR赤穂線列車のレールを走る音が心地よく聞こえてきます。
 このように見所満載の餘慶寺・豊原北島神社、ぜひ山内をゆっくりと時間を掛けてご参拝いただきたいです。
上寺山 餘慶寺・豊原北島神社

【住所】〒701-4232 岡山県瀬戸内市邑久町北島1187
【TEL】086-942-0186
【アクセス】
・JR赤穂線「大富」駅より徒歩約20分、「西大寺」駅よりタクシーで約10分
・駐車場20台
【御朱印】あり